「売れないグラビアアイドルでした」れいわ新人議員・八幡愛はなぜ政治の道に?ターニングポイント、意気込みぜんぶ聞いた |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「売れないグラビアアイドルでした」れいわ新人議員・八幡愛はなぜ政治の道に?ターニングポイント、意気込みぜんぶ聞いた

■「もうあかんやん」と涙を流し⋯からの滑り込み当選

——今回当選されるまでどんな生活をしていたのですか。

八幡 党の職員として仕事をしていました。れいわ新選組は公認されないと政治活動できないんです。なので、生活費は職員の仕事で賄っていました。

——具体的にはどんなことを?

八幡 地方議員のサポートです。地方選挙に出る人の面接とか、連絡係とかをしていました。公認が出てからは、ポスター張りや駅頭(挨拶)などを地元で始めました。

——最初の反応はどうでしたか。

八幡 全然です。「消費税廃止とかありえへん」とか「山本太郎おかしいもんな」なんて、すごく馬鹿にされましたね。

でも、私がれいわ新選組に入ってからの4年間でコロナ禍だったり、ウクライナとロシアの戦争だったり、物価も上がったりして皆生活がしんどくなってきたじゃないですか。それで少しずつ反応は変わっていきました。今回衆議院の議席が3から9に増えたし、風向きの変化を肌で感じています。

——10月の総選挙では落選したとXに投稿していましたよね。

八幡 はい、そのときは本当に「もう無理」って。怖くて家に帰って、化粧も全部落として、泣いて布団にくるまってましたもん(笑)。

携帯がずっと鳴っているから「なんなん。もうええって慰めは」と思って見ると、色んな人から「当選おめでとう」って着信やメッセージがきていました。

「ええ!」と思って事務所戻ったら、最後に滑り込みで受かっていたんです。

それからずっとバタバタして今日に至るって感じです。

——お休みは取れましたか。

八幡 まったくないです。引っ越しもしたけど荷解き終わってないし、地元で応援してくれた人への当選報告もまだ終わってません。

だからいまだに「私って本当に衆議院議員になったんだよな」って不思議なんですよ。右も左もわからなくて、ものすごく目まぐるしくって。

ただ、今回は滑り込みで当選できたけど選挙制度も変えないとあかんと思いましたね。

——それはどうして?

八幡 比例って最後は同じ党で争うじゃないですか。れいわ(新選組)は関西2議席取ったけど、私と大石(あきこれいわ新選組共同代表)さんで争ったじゃないですか。(同じ党で)どっちかが落ちろってなるのは最悪ですよね。

——そうですね。

八幡 そこは、時間をかけて変えていけたらいいなって思います。今回ギリギリで当選できたのは応援してくれた皆さんのおかげだと思っています。ホントにありがとうございます。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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